私がコンサルタントを志すようになったのは、大学時代の専攻科目とアルバイトの影響が大きいです。
大学では地理学を専攻していました。地域の取り組みや人の営みを調査・研究し、地方経済に興味を持つ中で、将来的にはこれを仕事として、良い企業や元気な企業を作っていくお手伝いをできたら楽しいだろうなと思い、コンサルタントという職種に関心を抱くようになりました。
また、私は大学の4年間、ニュースサイトの注目記事をピックアップしたり、見出しをつけたりするアルバイトをやっていました。当時の規定だと、見出しは15文字以内。これは現在の仕事のプレゼンでいうところの「ワンスライド・ワンメッセージ」というセオリーにもつながる話で、物事を簡潔かつ正確に伝える訓練になったかもしれません。
でも、それはどちらかというとテクニック面の話。私にとって一番大きかったのは、そのアルバイト先は常にニュースを見て、どのニュースが社会にとって価値があるのかを判断しなければならない現場だったので、社会を見る目が養われたことです。その経験がなければ社会の出来事やビジネスへの興味を持つことはなかったでしょうし、コンサルタントを志望することもなかったでしょう。
