学生の頃から「自分の働きが経営にインパクトを与えるような環境で仕事をしたい」という思いをもっていました。一方、多くの経営者と話をする中で、経営リテラシーの習熟には、ファイナンススキルの取得が必要だと感じるようになり、機関投資家の側面もある大手生命保険会社へ。担当をしたのは企業年金サービスでした。ファイナンスとは少し畑違いの分野ではあったのですが、結果、非常に幸運だったと思います。法改正を受けて生まれた新サービスで、システム・オペレーションの構築・そして組織構築。マネジメント的な視点から幅広く業務に携わることができたためです。
一方、キャリアを重ねていく中で、「自分の仕事の成果の半分以上は大きな組織の後ろ盾があるからではないだろうか。更に成長するためには、思い切って環境を変えた方がいいのではないか」と思うようになりました。
転職をするにあたって数あるコンサル会社の中からプロレドを選んだのも、これから一緒に歴史を作っていける可能性が広がっていること、また経営全体の中で自分の存在意義を感じられる規模であることに魅力を感じたからでした。
入社をする前は、コンサルの仕事はそもそもどのような価値を世の中に出していくのか?という戦略的な視点から、白地のキャンパスに絵を描いていくようなクリエイティブな仕事、といった印象を持っていました。ただ実際にコンサルとしてプロジェクトに携わると、頭の中で考えるだけではダメなのだということを痛感します。どんなに筋がいい提案であっても、実行に際しては、クライアントやその取引先、関わる皆さんの協力が必要です。私達の仕事は、まずお客様のビジネスや業界の慣習、コスト構造、さらには日々の業務オペレーションまでを深く理解し、時に教えを乞い、信頼関係を築くことから始まります。
